自己無価値感があると、相手に振り回される
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こんにちは。
Fumiko です。
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今日は「自己無価値感」について書いてみますね。
「自己無価値感」とは、
「わたしは生きる価値がない」
「わたしは愛され大切にされる価値がない」
という思い込みです。
自己無価値感は、誰の心の奥にも多少なりともあるものかもしれません。
でも、とりわけ機能不全家庭で育った人には、この感情が強くあると思います。
機能不全家族の中で育った子どもは、親から安全と安心、適切な愛情を与えられていません。
だから「自分は大切な存在ではない」「自分には価値がない」と思ってしまうのも無理からぬことでしょう。
アダルトチルドレンのひとりとして、わたしもずいぶんこの感情を引きずってきました。
自己無価値感があると、知らず知らずのうちに相手との間に上下関係を作ってしまいます。
相手に尽くしすぎてしまうのです。
心の奥で自分には価値がないと思っているのですから、相手に尽くすことで「認められたい」「必要とされたい」「いい人と思われたい」という心理が働くのです。
前回の記事にも書きましたが、日本の社会には「自分を犠牲にして人に尽くすことは美徳」という道徳観が浸透しています。
この社会的道徳観が心に浸み込んでいるために、わたしたちは自分の中にある自己無価値感になかなか気づくことができません。
尽くし過ぎる結果、どういうことになるかというと、相手はこちらの奉仕を当然と受け取るようなります。
そして、尊大になってきます。
相手が尊大になる予兆は、ある時点でちらりと顔を出します。
そのときの「キュッ」と胸の縮まる感覚。
この感覚は、わたしたちに大切なことを教えてくれています。
「ほら、あなたの心には自己無価値感がありますよ。その問題を解決しなさいよ」と教えてくれているのです。
このサインをきちんと捉えることができたらいいのですが、人はなかなか気づくことができません。
そのままの人間関係をつづけていると、相手はさらに尊大になります。
相手は、要求を増し、あなたを振り回すようになってきます。
ある日、あなたはさすがに「これはおかしい」と気づきます。
怒りが爆発し、「逃げる」「距離を置く」「関係を断つ」など、
この関係に終止符を打つことができたら幸いです。
でも、自分の中にある自己無価値感を解消しないと、また同じことを繰り返すことになります。
自己無価値感は、さらに依存・共依存の関係を作り出すことにもなります。
自分の自己無価値感に気づくには、以下の点に注目してみるといいでしょう。
・相手との間に上下関係ができていないか。
あなたは尽くす一方、相手は受け取る一方になっていませんか。
・あなたは相手に尊重されているか。
あなたは相手に大切に扱われていますか。粗末な扱いを受けていませんか。
これは、友人、恋人、夫婦、その他、どんな関係にも当てはまることです。
このような関係をつづけていくと、あなたの心は擦り切れてしまいます。
自己無価値感を解消する方法としては、
「わたしは愛される価値がある」
「わたしは大切な存在だ」
などのアファメーションがよく勧められています。
でも、自己無価値感が大きい場合は、アファメーションだけでは効果がないかもしれません。
自己無価値感は、繰り返されるトラウマが積み重なって作られた思い込みです。
そのためには、幼少期に戻ってインナーチャイルドを統合していくことです。
インナーチャイルドを癒し統合していく過程で、
自分を愛し
大切に思う気持ちを取り戻していくのです。
インナーチャイルドを癒す方法は、関連記事にリンクを貼っておきます。
でも、トラウマが大きく自分の手に余る場合は、専門家にご相談されることをお勧めします。
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