怒りはちゃんと出したほうがいい/ 怒りはあなたを守ってくれる
著者プロフィールはこちらからもご覧になれます。
こんにちは。
Fumiko です。
~~~~~~~~~
今日は怒りについてです。
最近、ある出来事があり、怒ってしまいました。
まあ、怒ると言っても、怒鳴ったり殴ったりしたわけではありません。
相手が契約上の義務を怠ったので、怒ったのです。
もう少し詳しく言うと、相手が大切な義務である一本の電話をかけ忘れた。
そのために、わたしともう一人の人が非常な迷惑をこうむったというわけです。
誰でも忘れることはあります。
でも、この場合はもう一人の関係者もからんでいるので
放っておくわけにはいきませんでした。
電話で、理路整然と実に厳しく、相手のミスがどういう結果を招いたか。
わたしも、もう一人の関係者もどれだけ迷惑をこうむったか。
これからどのように対処してほしいか、を伝えました。
電話を置いたあと、どっと疲れが出てきました。
冷静に理を通して言ったはずですが、
やはり、わたしは怒っていました。
怒りのエネルギーが全身を駆け巡るのを感じていました。
疲れとともに何とも言えない不快感が湧いてきました。
それは、どうやら罪悪感らしいとわかりました。
「怒るっていけないこと?」
と自分に訊いてみました。
すると、この不快感がどこから来ているのかが見えてきました。
怒ったあとに罪悪感をもつのは
わたしたちの心にいつの間にか
「怒るのは悪いこと」という社会通念が浸透しているからなのです。
でも、この場合わたしが怒らなければ
相手は自分のミスがどれだけ関係者に迷惑をかけたか
自分の仕事に対する姿勢に甘さがあったことにも
気づかずにいたことでしょう。
そして、わたしが怒って自分を主張しなければ
わたしも、もう一人の関係者も
いい加減に扱われていたことでしょう。
この場合、怒ることで失ったものは何もありません。
怒ることで得られたものは大いにあります。
まず、わたしと関係者が受ける権利のあるサービスを
きちんと受けられるようになったこと。
怒ったおかげで丁寧に扱われるようになったということです。
そして怒ることで、わたしは何よりも
軽視されることで傷ついた自分の自尊心を
守ることができたのです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この出来事がきっかけで
怒りを出すことのできなかった過去の場面が
フラッシュバックのように甦ってきました。
昔のわたしは怒りを表出することができませんでした。
自己評価が低いために
怒るべき場面でも呆然としてしまい
どんなふうに怒ったらいいのかもわからなかったのです。
怒らないと当然の結果として
自尊心は踏みにじられ
粗末に扱われました。
ああ、この人はこんなふうに
雑に扱っていいのだと思われたのでしょう。
適切に処理することのできない怒りは
鬱屈し恨みに変わります。
そして、身体の具合も悪くなります。
表現されることのない怒りは溜め込まれ、時おり爆発します。
こんな爆発では、相手に対する説得力はありません。
「何、怒ってるの、この人」くらいにしか受け取ってもらえないのです。
昔のわたしのように自分を否定していたり
自己評価が低かったりして怒れない人は
まず「怒るのは悪いこと」という考えを捨てましょう。
怒っていいのです。
怒りを出すことは大切なことなのです。
怒ることで自分を守ることができるのです。
そして、怒りを表現する練習をしましょう。
相手の言動に怒りを感じたら
- まず火山になったつもりで頭のてっぺんから怒りのエネルギーを噴火させます。
- 気持ちが落ち着いたところで、相手に自分が怒っていることを伝えます。
・相手の言動に対する自分の気持ちを
・相手に具体的にどうしてほしいのかを
伝えましょう。
あなたが怒りを表明したことで
さらに攻撃してきたり
関係が悪化したりする相手は
あなたのことを大切に思ってはいません。
あなたを大切にしてくれる人は
あなたの怒りをきちんと受け止め
誠実に対応してくれることでしょう。
怒りを表明することで、
離れていく人は離れていき
残る人は残る。
残った人は、あなたを本当に大切にしてくれる人です。😊
※ 怒りに関する良書を見つけました。
「怒っていい!?」 矢野惣一 著
関連記事
ずっと言いたかったのに言えずにいた言葉、手紙に書いてみませんか。
💛 この人生は宇宙からの贈物
💛 宇宙はいつもあなたを応援しています。
セラピースペースFutureのホームページはこちらをクリックしてください。
アメーバブログはこちらをクリックしてください。
インスタグラムはこちらからどうぞ。