「ミュウ」と別れ / 悲嘆セラピーはペットロスにも有効です
こんにちは。
Fumiko です。
~~~~~~~~~
わたしは、これまで4匹の猫を飼いました。
これは、4匹目の猫、「ミュウ」の話です。
「ミュウ」と出会ったのは、海辺の東屋でした。
その頃、わたしは海の近くに住んでいたので、よく海を眺めに行っていました。
いつもは閑散とした海辺なのに、その日は東屋にカラスが群れ騒いでいました。
「動物の死体でもあるのかな」とこわごわ近寄ってみると、東屋の床で茶色い毛皮がもぞもぞと動いています。
東屋に上っていくとカラスたちがいっせいに飛び立ち、そこにあったのは一個のダンボール箱とタオル、生まれて間もない様子の子猫でした。
わたしは、躊躇なく子猫をダンボール箱に入れ、わが家に連れ帰りました。
子猫はひどく怯えていて、箱の隅にうずくまり出てこようとしません。
生まれて間もなく、カラスの群れに襲われるという恐ろしい目に合ったのですから、無理もありません。
それでも何時間か経つと、子猫は箱からはい出しフローリングの床を這いつくばるように歩きはじめました。
ところが、子猫は水も牛乳も飲もうとはしません。
ネットで調べてみると猫用のミルクというのがあるらしく、さっそくペットショップで猫用品をひと揃い買ってきました。
それから、哺乳瓶で猫ミルクを飲ませ下の世話をする、子猫育ての日々が始まりました。
子猫はミュウミュウ鳴いていたので、「ミュウ」と名付けました。
猫の成長スピードはとても速く、「ミュウ」は半月ほどで拾ってきたときの何倍もの大きさになってしまいました。
茶色の毛皮は茶トラ模様になり、青い目をした美しい猫へと成長していきました。
ゆったりと寝そべっている姿はさながら「青い目の貴婦人」でしたが、実はオス猫でした。(笑)
最初はあんなに怯えていたのに、あっと言う間に馴れ、わたしの手のひらで腹を見せ大の字になって昼寝するまでなりました。
家中を走り回り、お腹がすくとわたしの足首をかじり、寝ている夫の脂臭いハゲ頭を舐めまわしました。
でも、残念ながらその頃住んでいた住宅はペット禁止のアパートでした。
大人の猫になる前にと、夫がネットで里親を探し、「ミュウ」は養子に出されることになりました。
里親になってくださることになったご夫婦は以前に飼っていた茶トラの猫を亡くしたということで、とても喜んでくれました。
「ミュウ」を渡して帰ってくると、家の中がガランとして寒々しく見えました。
深い後悔の念が押し寄せ、「やっぱり、やらなければ良かった。こっそりここで飼えば良かった」と何度もつぶやきました。
たった20日間一緒に暮らしただけなのに、こんなに切ない思いをするのですから、家族の一員として長年一緒に暮らしてきたペットを亡くした悲しみも察せられます。
ヒプノセラピーに「悲嘆セラピー」というメニューがあります。
場所を設定し、亡くなった人や今はコミュニケーションをとることができない相手と心ゆくまで対話し、途切れてしまったコミュニケーションを完結させるものです。
このセラピーは、相手がペットの場合でも有効です。
前世療法ってこんな感じ / 17世紀、わたしはベルギーの修道士だった
自分をモデルに「胎児セラピー」の一端をご紹介します
💛 この人生は宇宙からの贈物。
💛 宇宙はいつもあなたを応援しています。
ホームページはこちらをクリックしてください。
アメーバブログはこちらをクリックしてください。
インスタグラムはこちらからどうぞ。